目次
MEOとは?
まず、MEOとはいったいどのようなサービスなのでしょうか。
MEOとは、Map Engine Optimizationの略称のことで、主にGoogle Mapに対する「マップ(検索)エンジンの最適化」のことを指します。「ローカルSEO」などと呼ばれることもあります。
具体的には、「①Googleで検索を行った際に、②検索結果上でGoogle Mapと連動して、③店舗(企業)を表示させるという仕組み」のことです。
もっとわかりやすく言うと、例えばあなたが友人と居酒屋を探すとします。今いる場所が新宿だとすると、検索で「新宿+居酒屋(+人気orおすすめ)」と調べると、下記のような画面が表示されます(2018年9月現在)。これがMEOです。
どうしてMEOが効果的なのか?
それでは、MEOがなぜ効果的なのかということを、検索をするユーザー側の傾向と、それに対するGoogle側の動向・MEOの仕組みを踏まえて、わかりやすくお伝えしていきます。
なぜGoogleでの対策なのか
その前に、そもそも「なぜGoogleでの対策が重要なのか」について、お話をしていきたいと思います。なにも、検索エンジンはGoogleだけではありません。他にも、Yahoo!やbingなど、多くの検索エンジンが存在します。
答えはとてもシンプルです。それは、日本国内において「Googleの検索シェアが圧倒的にナンバーワンである」ためです。とあるマーケティングのコンサル企業によるよる、2018年2月現在の、日本国内でのGoogleの検索シェアは「PC:91.23%」「モバイル(スマホ):99.09%」との結果が出ています。もう一度言いたくなるほどの、驚くべき数字です。これは、圧倒的なシェアというより、もはや独占状態です。そのため、ほぼ全員が利用しているGoogleへの対策は、効果が絶大ということになります。(引用:「世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】~主要検索エンジンに迫る国独自の検索エンジン~」)
これが、Googleでの対策が重要な理由です。
Google Mapユーザーの増加とその傾向
Googleの利用者数の高まりと同時に、Google の提供する地図サービス、Google Mapの利用者も大きくその数を伸ばしています。ニールセンデジタル株式会社の2017年の調査によると、国内におけるGoogle Mapのアプリ利用者数は3,299万人と、LINEに継ぐ2位の利用者数で、前年と比べても22%も増えています。
このことからも、Google MapのMEO対策がとても効果的であることが、ご理解いただけると思います。
検索ユーザーの動向
最近は、「渋谷 ホテル」や「池袋 カラオケ」などのように、「地域名+サービス・業種」といったキーワードでの検索をするユーザーがほとんどです。この記事を読まれている方の多くの方が、「地域名+サービス・業種」で検索をした経験があるか思います。
Google 検索結果の現状
Google側でもそのユーザーの動向に基づいて、ユーザーがより使いやすいサービスへと進化を遂げ、近年、地図に連動した検索結果が表示されるようになりました。つまり、MEOのことです。
MEOが登場するまでは、Googleで「地域名+サービス・業種」を検索すると、画像のように、①PPC広告・リスティング広告(表示されないケースもあります)②SEO対策、の順で検索結果が表示されていました。そのため、これまではこの①と②の対策が重要視されてきました。
しかし、MEOの登場によって、その状況はがらりと変わってきたのです。
まず、「PPC広告・リスティング広告」ですが、入札形式で単価が決定します。そのため、人気のキーワードについては、単価が上がっていく傾向にあります。その一方で、「広告」と明確に表示されるため(画像参照)、検索慣れした20代~40代のユーザーからは、広告だからという理由で、そもそも初めから飛ばされることも増えています。そのため、「高い費用をかけて広告を打っても、ユーザーに見てもらえない」というリスクが増してきています。
次に、「SEO対策」ですが、MEOの登場によって、その表示場所が画面下の方へと追いやられてしまいました。また、業種によっては、例に挙げるような大手ポータルサイト(例:不動産業→スーモ、ホームズ、アットホームなど、飲食業→食べログ、ぐるなび、ホットペッパーなど)がSEO対策の上位を占め、なかなか上位の表示が困難な状況です。
上記の現状もあり、①広告を抜くと最も上位に表示され、②高額な費用をかけなくても上位に表示される、という理由からMEO対策が今注目のマーケティング方法となっています。
MEOの仕組み
それでは、MEOがどのような仕組みで表示されるのかを、詳しく説明していきます。
結果表示の仕組み
まず、MEO画面の特徴としては、「地域名+サービス・業種」で検索をした際、検索結果に「上位の3店舗のみが表示」されます。4位以下の店舗は、「さらに表示」ボタンを押さないと、表示されません。実際にその地域に3店舗しか存在しないのではなく、Google の「とある基準」によって選ばれた上位3店舗が表示される仕組みなのです。つまり、多くのライバル店がひしめく中で、「表示がされるのはわずか上位3店舗」ということになります。
そのため、裏を返せばこの3位以内に入ることで、店舗・企業の閲覧数は大きくアップし、その広告効果によって飛躍的な集客につながる可能性が大きいということになります。
余談ではありますが、検索結果が3位以内に入ることの重要性を裏付けるデータをお伝えします。アメリカのInternet Marketing Ninjas社が2017年の夏に調査をしたデータによると、Google検索でのクリック率の数値は、4位から10位までの合計がわずか18.45%ということで、いかに1位から3位までに入ることが重要なのか、このデータからも見て取れると思います。そういった結果も踏まえて、Google側はあえて3位以内までしか表示していないのかもしれませんね。
店舗への行動(電話・来店など)を起こしやすい仕組み
そして、次に、MEOで上位された店舗をクリックすると、Googleマイビジネスという店舗を紹介する画面へと移動します。この画面に、秘密が隠されています。
画像をご覧ください。これは、スマートフォンから検索したときの、実際のGoogleマイビジネスの画面です。今回は、「札幌市+海鮮」でお店を探した時の例でお話ししたいと思います。
画面を見ていただくと、「お店の概要」「口コミ」「詳細」などの項目があり、お店の詳しい情報や評価を確認することができます。
そして、ここからが最大のポイントなのですが、気になったお店は「電話ボタン」を押すことですぐにお店に連絡することが可能です。席の予約やその他問い合わせを、すぐさま行うことができます。さらには、「経路案内ボタン」で、詳しい地図の表示(Google Map)が可能となり、そのまま来店することができます。もっと情報が欲しい場合には、「ウェブサイトボタン」で、お店が用意するホームページへと移動することもできるのです。
つまり、お店への何らかの連絡や行動を、直感的にすぐさま行えるような仕組みになっているため、検索することが店舗へのアクション(電話・来店など)に直結しているのです。
それでは、この魅力的な集客力を持つMEOの対策は、具体的にどのようにすればよいのかを、お伝えしていきます。
どのような対策をしたらMEO対策で上位表示できるのか?
それでは、この魅力的な集客力を持つMEOの対策は、具体的にどのようにすればよいのかを、お伝えしていきます。
Googleマイビジネスの登録
MEOの対策を行うためには、まず①Googleマイビジネスへ店舗情報等の登録を行い、②そのオーナーであることの確認手続きが必要となります。その際には、ご自身で作成されたGoogleアカウントが必要となります。お持ちでない場合は、事前の作成を行ってください。
また、店舗の情報については、通常Google側で自動的に作成していることが多いため(新規で出したばかりの店舗は、まだ作成が追い付いていない場合もあります)、その場合はオーナー確認の手続きだけで済むケースもあります。さらには、店舗登録とオーナー確認が完了していても、その管理者アカウントがわからない場合には、別途の対応が必要となりますので、それぞれの状況に合わせた対応をとるように、注意しましょう。
Googleマイビジネスの情報最適化
Googleマイビジネスへの店舗登録と、オーナー確認が完了しましたら、実際に作成された画面の情報を編集して、最適な状態にすることが必要になります。具体的には、店舗名、住所、営業時間、電話番号、ホームページのアドレスなどの情報です。これらの情報が、正確に入力されていることが、上位表示のために必要な準備の一つとなります。
その他、店舗に関する写真の追加や、店舗内を特殊なカメラで撮影してお客さまに来店を疑似体験していただけるGoogleインドアビュー(ストリートビューの屋内版)の導入も可能です。
上位表示のポイントとしては、ユーザーに対して正確で鮮度のある情報を提供し続けること、そしてその情報を充実化させていくことなどがあげられます。
さいごに(まとめ)
これまで述べてきたように、MEOの対策をとることは新規顧客の集客において、とても効果的で効率的な手段の一つです。また、仕組みとして出てきたのが比較的最近であるため、PPCなどのリスティング広告や、多くの店舗が対策を行っているSEO対策よりも、競合が少なく、効果が出やすい状況にあります。
そのため、できる限り早い段階で対策をとることが、上位表示を実現するためには大切です。これから先、MEOが広まった時に、「あの時に対策をとっておけばよかった」ということがないように、お早めにご対応されることをおすすめします。
とは言いましても、「なんだか大変そうだなあ」「自分でやっても時間だけかかって結果がでなかったらどうしよう」「こういう面倒なのは誰かに任せたい」というお声はたくさん伺います。私どもでは、そのような方々の支援を行っており、MEO対策を完全バックアップしています。
また、完全成果報酬制での特別モニター枠も募集しています。
ご検討の方は、まず一度私どもまでお気軽にご相談ください。MEO対策に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームより簡単に行っていただけます。また、お電話でのお問い合わせもお待ちしております。皆さまのお問い合わせを、心よりお待ちしております。